今年子どもが高校受験なのだが、田舎出身なので首都圏の高校受験システムがよくわからず、ちょっとだけ調べたみたのでまとめてみました。
分かり易さを優先して書いていますので、厳密には正しくないこともあるかも知れませんが、予めご了承くださいませ。
ちなみに、私の子どもは区立中学3年生で、第一志望は都立高校。第二志望の私立高校1校と、すべり止めの私立高校1校の、計3校受験予定です。
もう一つちなみに、都立は「受検」、私立は「受験」らしい。
都立高校入学のためには、『入学者選抜「検査」』に合格する必要があり、一方、私立高校の場合は『入学「試験」』に合格する必要があることが、理由のようです。
併願優遇
併願優遇とは、模試の成績や、通知表の点数が一定基準を満たす場合、合格を約束してくれるという、私立高校独自のシステムです。しかも、「他の都立や私立に落ちた場合には、是非ウチへ来てください」という、縛りのない実にありがたいシステムなのです。なので、すべり止めとして重宝されているようです。一般の入試を受ける必要はありますが、余程のこと(答案を白紙で提出するとかかな?実例は聞いたことがないので不明です)がない限りは試験を受ければ合格するようです。
その学校の学校説明会に参加して、説明会後の個別相談で、通知表や模試の結果を提示し、基準に達していれば、その場で合格が約束されます(書面等での確約はNGのようで、形式上は口約束です)。
このように、かなり腰の低いシステムであることからも想像がつきますが、高偏差値の有名私立では併願優遇は採用していません。
併願する私立高校
うちは前述の通り都立第一志望で私立は2校受験予定。第一志望の都立は2年生の終わりぐらいから見学会、説明会、部活の体験会、入試問題解説会など、計5、6回参加しました。子どもがどうしても行きたい学校なので、情報を得る機会は出来るだけ参加するようにしました。
私立は夏休みごろから計5校の説明会に参加し情報収集。第一志望の都立と同程度の難易度の第二志望グループとなる高校を2、3校ぐらい、すべり止めの併願優遇の高校を1校と勝手に考えていましたが、子どもがそんなに受けたくないし受けなくていいと、第二志望は1校にしました。
今回調べてみて初めて知ったのですが、難易度が同程度の私立高校の試験日はけっこう重なっていて、都内の高校は2月中旬に集中しています。私がいいなと思った高校は2、3校あったのですが何れも同じ日でした。首都圏では、千葉、埼玉にも通学可能な私立高校があるので調べましたが、こちらは1月後半が多く、都内の高校との併願がしやすくなっているようです。
最終的に、併願優遇は都内には希望にかなう高校がなく、わりと近い埼玉の高校に決め、先日出願しました(WEBで簡単に手続きできるので楽です)。第二志望の1校は、第一志望の都立と同程度の難易度の高校から、子どもが自分で気に入った高校を決めました。
中学受験しておけば…?
そもそもの話として(多少教育に関心がある親なら当然の話なのかも知れませんが)、大学進学実績の高い有名私立を志望するならば、中学受験をしておくべきだったかなとも思いました。
子どもが小学生当時は、自分の経験から、別に高校受験から頑張ればいいじゃん、と思っていたので、中学受験には全く無関心でした。でも、いわゆる有名私立というのは、大学受験ばかりではなく、社会に出てから必要となる思考力や問題解決力などを重視する魅力ある教育方針を持つ学校もあることを知りました。そのような学校は中高一貫のカリキュラムが前提なので、高校から入れたとしても、勉強面で追いつくのが大変で、ただでさえ大変なのに更に勉強に追われる日々となり、心身の負担が大きくなりそうです。また、生徒の受入れが中学のみで高校では取らない学校もあります。
そうすると、高校入学後、皆一斉に同時スタートできる、教育方針や大学進学実績も良い高校、となると、都立上位校一択となるのが、実際のところです。
子どもの可能性を見出し、高いレベルに成長させたいと考えたとき、中学受験というのも考えておくべきだったかと、今更ながらちょっと後悔しています。
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