小学生、中学生のラグビー

ラグビー

うちの子どもは中学3年生で、ラグビーのクラブチームに所属しています。既に中学最後の大会を終了していますが、小学校4年生の12月から始めて、ラグビー歴はちょうど5年になりました。

今年日本中を興奮の渦に巻き込んだラグビーワールドカップ での日本代表の活躍により、ラグビー人気が急上昇しています。

お子さんにラグビーを習わせたいと考えている方も増えているようなので、今回は、小学生(ミニラグビー)、中学生(ジュニアラグビー)のラグビースクール、クラブチームについて、実体験を基にご紹介したいと思います。

地元が東京なので近辺の情報がベースです。

小学生のクラブチーム

特徴

小学生のラグビーは、「ミニラグビー」というカテゴリーに分類されます。「ミニラグビー」は小学生だけでなく、幼児も含むカテゴリーで、多くのミニラグビースクールが、幼児から受け入れています。

ミニラグビーはさらに、幼児、低学年(1-2年生)、中学年(3-4年生)、高学年(5-6年生)の各カテゴリーに分かれています。

通常、ラグビーは15人で行いますが、ミニラグビーは9人で、グランドの広さはカテゴリーにより異なり、通常の1/4から1/2くらいです。スクラムもありますが、リスタートのための形式的な意味合いが強いもので、押し合うことはしません。

通っていたスクールは、準備運動、基礎練習以外のコンタクトを伴う主要な練習は、各カテゴリー別に実施していました。カテゴリーごとの体格差も大きく、対外試合も当然カテゴリー別なので、他のスクールの練習方法も同じかと思います。

うちの子供が小学生当時は幼児からコンタクト(タックルとか)ありのラグビーでしたが、今は安全面を配慮し、低学年まではタグラグビー(攻撃側が、腰にぶら下げた細長い布(タグ)を取られると、攻守交代になる。タックルは禁止)に統一されているようです。

通っていた当事は、幼児、低学年では、タックルありとは言え、ボールを持っている子に抱き付くような感じで、それほど危険な印象はありませんてました。

しかし、中学年以上では、やはり怪我が多く、捻挫とか、骨折とか、常に誰かしら怪我をしている子がいるような状況でした。でもそれほど重篤なものはなかったです。うちの子も二回骨折と診断せれた怪我がありましたが、足のスネに微かにヒビが入ったのと、手の親指が突き指のちょっとひどい状態(診断は骨折)になった、という微妙なものでした。

活動内容

練習

スクールによってばらつきがあるかと思いますが、通っていたスクールの練習は土日の午前のみ。平日や祝日は休みで、夏休みもラグビーのオフシーズンなので、合宿(後述)以外は基本休みです。

私がラグビー(このスクール)を選んでよかったと思うことの一つは、この拘束時間の少なさです。私のまわり(小学校のパパ友)では、子どもが野球をやっている人が多かったのですが、彼らの話を聞くと、野球チームは、土日は朝から夕方まで練習、祝日も夏休みも冬も練習で、子も親も負担が大きいようでした。

練習内容は、体幹トレーニングやサーキットなどの基礎体力の強化や、ラグビーの基礎練習、試合を想定した練習など、多岐にわたります。

タックルの練習では、タックルされて痛くて泣く、というよりは、どちらかというと走って来る相手にタックルする方が怖いので、上手くタックルに入れず、コーチ叱られて泣く方が多かったです。

試合

公式戦は年に3、4回ぐらい。あとは数チームが集まって試合を行う交流戦が多くあります。

また、ラグビーは秋から冬がシーズンなので、6年生も3学期まで活動しています。

ラグビーチームはまだまだ数が少なく、都内であれば、区や市に1チームぐらいの割合です。そのため、試合は都内にとどまらず、千葉、埼玉、神奈川と、首都圏近郊への遠征が多かったです。遠征の場合は、基本的に現地集合、現地解散なので、自家用車または電車での移動となり、親が付き添うのが前提になっていました。この点においては、移動距離の問題もあり、大人の代表者がまとめて引率することは難しいため、親の負担はあるかもしれません。また、交流試合などでの様子を見ると、どのスクールでも親子で一緒に来るのがほとんどなので、スクール間の差はないと思われます。

中学年以上が対象でしたが、小学生ながら、毎年夏はラグビー合宿のメッカ、菅平に合宿に行きました。全国からチームが集まってくるので、交流試合も盛んに行われていました。子供たちにとっては、練習、試合はもちろん、バーベキューなどのイベントもあり、仲間と寝食を共にすることができる、一年で最も楽しみな行事でした。

また、ラグビーならではと思われる取り組みとしては、頻繁に行われる交流戦(数チームが参加する練習試合)の際、試合後、アフターマッチファンクションと称される反省会的なミーティングを行うことが挙げられます。

他のチームの子供たちと相手チームの良かったプレーなどについて意見交換する場が設定されることが多く、同年代の初対面の人を相手に自分の意見を言うという、非常に貴重な機会であり、ラグビーというスポーツの先進性というようなものを強く感じました。

親の関わり方

ラグビー経験のある保護者の方はもちろん、未経験の人も練習のサポートをしていました。保護者の練習への参加は任意でその人次第。専門知識が必要な、コーチを担当するのは経験者ですが、コンタクトを伴う練習が多いため練習をサポートする人手は必要で、小学生はまだまだ体が小さい子が多いこともあり、未経験の保護者でも練習への参加(サポート)は、ウェルカムな雰囲気でした(ここはスクールによって差があるかも知れません)。

中学生のクラブチーム

特徴

中学生のラグビーは、「ジュニアラグビー」というカテゴリーになります。

人数は12人となり、グランドの広さは通常と同じ広さになります。スクラムはミニラグビーと同様、リスタートのための、押し合いなしのスクラムです。

学校によってはラグビー部のある中学もあります。練習試合ではクラブチームと部活チームが対戦することもよくありますが、公式戦では明確に区別されていました。ジュニアグビーラグビーという

活動内容

練習

小学校と同じで基本的に土日のみの活動でしたが、夏休みも土日活動していました。

保護者の練習参加はほとんどなく、ほぼコーチの方々のみでした。

試合

東京都のジュニアラグビー公式戦は、新人(リーグ戦)、春と秋の東京都リーグ戦がありました。また、中学では、東京都選抜チームが編成され、他府県のチームが参加する大会に参加していました。メンバーは、数回行われる任意参加の練習会で選考されます。

公式戦、交流戦(練習試合)等の試合の際、小学生の時は遠征の度に親が付き添っていましたが、中学生は、基本的にはどこかの駅に集合して、みんなで電車で現地まで行っていました。

親の関わり方

前述の通り、練習サポートに参加する保護者はほとんどいませんでした。

クラブチームに入った時にコーチの方から、親子で練習できるのは中学生が最後なので是非参加して下さい、というようなお声がけがありましたが、体格的に厳しいと思ったのと、中学生なので、親子間はある程度距離を置いて、仲間同士の絆を深めて欲しいとの考えから、深くは参加しませんでした。

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